一つのことに集中できる
一つのテクニックを3年以上学び続けた人と、3年間で3つ以上のテクニックを広く学んだ人3年後どのような治療家になっているか?
Aさんは筋膜グリップのDVDを観て、すぐに筋膜オーソリティ協会のレッスンを受講。
その後1年間セミナーに通い続け、当協会のサポートを受け開業。1年以内で月商200万を達成。その実績を買われ当協会の認定トレーナーになり、今では年間30本以上のセミナーを開催する人気講師に。3年間は筋膜グリップ以外は勉強しなかったそうです。
一方、筋膜グリップのレッスンを受講し始めたBさんは、並行して3つのセミナーに参加。レッスンは飲み込みも早く、筋膜グリップをよく理解していたように見えたが、レッスン終了後はセミナーに参加することは無く、風の噂では筋膜という看板を挙げながら筋膜グリップとはほど遠い施術スタイルに。
Aさんは30代の無資格整体師。Bさんは国家資格を有する鍼灸マッサージ師。
有資格者と言っても、学校で習うことは国家資格に受かるための勉強で、実際に人を治すことは勉強しません。
こういった環境から、有資格者はセミナー漁り、教材漁りに走り、一つのテクニックを深く学ぶことが少ない傾向にあります。医学知識が深まるほどこの傾向があります。
一方、整体師などの無資格者は知識がない分、一ついいテクニックに巡り会えば、追求する傾向が高い。
つまり、自分にあった、手技、指導者に巡り会うのが一つのことに集中できる条件かもしれません。
習っていて、指導者に不信を持ったり、テクニックに疑問を持ったりするのが続かない理由なのかもしれません。
もちろん私鈴木も業界に参入した当初は、自分に合った素晴らしい指導者のセミナーだけに5年間通い、今でもそこで教わったテクニックや考え方は数十年後に開発した筋膜グリップにも活かされています。