Profile

鈴木 直之

大学卒業後、働きながらコンサルタントを目指して勉強中、一度自分で商売をしたくなり、整体という仕事を見つけ整体の専門学校に通いました。
卒業後すぐに何の迷いもなく、独立開業。開業する人の多くが、不安で眠れなくなるそうですが私は毎日ワクワクしながら開業の準備をしました。
開業後4ヶ月目で月商100万を達成したのですが、100万円を維持するのがやっと。
そんな時にコンサルタントを目指していたということを思い出し、自らの店舗をセルフコンサルという形で試行錯誤しながらお店を運営していきました。
そこで勘違いしたことは、「お店の運営はいつまでも同じことをしていれば、どんどん新しいお店に追い越される」でした。
そんな安易な考えでトライアンドエラーを繰り返し、時にスタッフを大勢抱えた時もあり、低迷してスタッフが一人になった時もありました。
大波小波がこない経営を実現したい! そんな考えが込み上がってきた時に、私はお店の仕組み化を考えました。
治療院経営はレバレッジが掛けられる商売ではありません。 一人施術をして一人分の施術代をいただく。その単純なお金の流れを安定化させる方法は安定してお客さんに来てもらえる仕組みを考えるしかないのです。
それは、 お客さんの流れをパターン化することです。それには集客から、初診の対応、リピートしてもらえる施術方法と説明方法。
これを誰にでもできるようにすることで、 私が目指していたコンサルタントの仕事が可能になるかもしれない。
そんなの試行錯誤によって生まれたのが、今現在も生徒に教えていて、商売をする上で半永久的に変わらない法則だったのです。
施術はうまくて当たり前。しかも他では味わえない満足感や納得感。でも誰でもできる。
集客するのもコンスタントにやり続け、ダメだった時には考え直し、うまくいったときは継続する。 また来てもらうためには、常にお客様とコンタクトをとる。たとえこなくなってしまっても。
私は誰でもできることしか教えないことにしています。 また実践したことがない嘘言は指導しません。
そんな実践で学んできたことを皆さんお伝えしていくことが私のモットーであり、最も簡単に早く学ぶことができるパターンなのです。
最後に 今の仕事が嫌だ、将来に不安があるという人は嫌だから、不安があるから仕事を変えるのではなく、整体という仕事が好きになって、商売を楽しくやりたいと考えてください。
そんな人のお手伝いを本気でサポートしていきます。

筋膜グリップができるまで

開業まもない平成9年頃、私も開業の疲れで体もヘトヘトに なっていて、いいメンテナンスをしているところを探していました。 それこそ、カイロプラクティック、マッサージ、鍼灸院色々行きました。 しかしなかなかいいところがない。 当時、カイロプラクティクを主体に施術をしていたのですが、 自身が矯正をされるとあまり調子が良くならない。 たまたま近くに駅伝の選手が通ってくるスポーツマッサージの お店があったのでそこに行ってみることにしました。 初めはあまり感じなかったのですが、「ここは何かが違う!」 特にある小柄な女性スタッフが行う施術が、力も入れていないのに かなりグッとくる施術。 でもその刺激がずっとは続かない。全体の40%くらい。 この刺激が後でわかったのですが、まさしく筋膜の刺激。 そうなんです、筋膜への刺激はマッサージでもそれこそ激安マッサージ店でも 手技療法であれば多かれ少なかれあるのですが、それを意図としてやっている 否かで効果も全く変わってくるのです。 その刺激が筋膜とわかり、全てを筋膜の刺激に変えれば 施術効果はおろか、他店との差別化ができるに違いないと 考えました。 しかし、その当時筋膜の専門書はわずか一冊。 そこから読み取れるものは筋膜という物質の説明であり どのように当てるかなど、その先生の施術方法は一切 書いてありませんでした。 平成10年ごろから筋膜への取り組みを試験的に取り入れ、 徐々に患者さんからの反応に手応えが出てきた頃、 筋膜を謳ったチラシや看板を出していきました。
今でこそ筋膜の情報はテレビや雑誌、書籍にもなっているので 認知力はありますが、当時は筋膜の施術を求めてやってくるかたは 正直全くありませんでした。 しかし、ここの施術は巷の整体やマッサージとは違って、 施術効果の持続性や症状の改善が全然違う、という評価が高まり 新患の90%以上が紹介となりました。 その後はこの施術を深掘りしていくことに決め、新しいテクニックを 自分なりに考え、実践に応用して行っていました。 その後あることがきっかけで、手技療法を映像化して販売するする会社の元で 私の施術がDVD化することが決まりました。 特に有名な治療家であったわけでもないのですが、発売当初は「筋膜」 というキーワードがヒットし、簡単で誰でもすぐに取り入れられるという お手頃感で初版の販売数は当時のその会社の初版販売記録を大幅に塗り替えたのです。 その後は全国から筋膜グリップを習得したいという治療家が集まり、 新しいテクニックの開発や2010年からはスクール形式にして教えていくプログラムを開発して現在に至っています。
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